群馬中小企業家同友会富岡安中支部情報

富岡安中支部9月例会
９月１９日木曜日１８：５５～２１：１０
会場・東横野公民館
報告者　(有)マルイ　代表取締役　辻川雅弘　
「一歩踏み出せよ、行けばわかるさ！」～飲食業界参入から1年を経て思うこと～



９月例会は初の安中開催となりました。
佐藤支部長のお膝元での開催で遠方より大勢の方にお集まりいただきました。
４テーブル総勢２３名
まずは佐藤支部長の挨拶からスタート、、、


『皆様！ようこそ安中へ。遠方より不慣れな場所にお越しくださいまして感謝です。
体験報告をしっかり受け止めて学びあう有意義な時間としましょう！
また今年度新会員増強目標７名でしたが早々に達成叶いました。
早く総勢５０名の仲間を作ろう！』
との力強いスピーチの後



㈲マルイ　代表取締役　辻川雅弘さんによる
『一歩踏み出せよ、行けばわかるさ！』
飲食業界参入から１年を経て想うこと
の演題で体験報告が行われました。

会社概要は沿革と企業理念も含めて丁寧にお話がありました。
曾祖父が滋賀の近江商人で当時の下仁田は林業・蒟蒻業などで活況を呈しており
呉服・反物を扱う辻川商店を開業して移り住んだとのことでした。
地元に根をはり商売を続けましたが、、
昭和２９年辻川洋品店は不幸なことに倒産。
翌年の３０年有志の出資によりマルイ洋品店へ変更して再建
昭和３４年有限会社マルイへ法人化して高度経済成長の波に乗り
昭和時代売上を２億６千万円にまで成長させたとのことでした。
平成に入り３年には第２の柱ワーキング部門に参入し
翌年には現会長である父が代表取締役に就任。
平成７年には下仁田の店舗を火災により消失したが近くに新店舗を購入し再建。
この年辻川雅弘くんが入社し
平成１２年に第３の柱シャディサラダ館を下仁田店舗内にFC加盟した。
平成１７年には富岡に婦人服専門店Nanafukuを開店
平成２９年雅弘くんが代表取締役に就任し
平成３０年第４の柱となる讃岐うどん喜八郎を開店しました。



辻川くんの報告では下仁田は人口減少・高齢化が急速に進み
ワーキング部門である外販は利益は出ているが下仁田店Nanafukuの店舗２店や
シャディのギフト部門はなかなか安定した成長や利益を出すのが困難だとのことでした。
そこで以前からやってみたかった飲食業を第４の柱にすることを決意し
色々模索する中で、、、
学生時代の親友が四国高知におり年に２～３回訪れていた。
そこの風土や食べ物が好きで友人が転勤で高松に移った際に
讃岐うどんの素晴らしさに触れリサーチしていく中で
都内の駅構内のうどんや高松駅前の美味しいうどんが
めりけんや系列と判明して点が線となりこちらの麺で開業することを決意
またつゆに使う醤油なども関係あることがわかり線が面になり確信したとのことでした。
麺の仕入れやうどんの提供の仕方を突撃訪問で交渉してガッツに満ちた開店でした。

開店してからは、、、
従業員の人間関係やオペレーションの問題
廃棄ロスが多く利益がなかなか確保しずらいこと
お客様を待たせてしまったことにより客離れが発生し売り上げ減少になっている
１年となったとの報告でした。

これからの目標は上記の問題をクリアして高崎に２店舗目を出店して
３本柱を支えられるように讃岐うどん店を育て上げたいとの話でした。


グループ討論では、、、
辻川くんからなかなか現場から離れられず経営という仕事が出来ないとの悩みを受けて
【経営者が現場から手を引くためにはどうしたらよいか！？】
についてディスカッションしました。

討論内容の発表は時間の関係で田村・佐藤グループ長２名のみとなりました。
田村さんからは４グループの話を上手くまとめて頂き経営指針や今後も進むべき本質の
アドバイスが織り交ぜられておりました。
佐藤さんからは会長とコミュニケーション取れないなら事業部を分社化し
辻川君は飲食に専念した方がよいと思うし会長を認めることから始めないとダメ！
と、言う愛の籠ったストレートな発言がありました。

質疑応答では、、、
会長との親子関係が出され柳沢さんからは確信を突いた意見が出ました。



懇親会は公民館近くのかねます食堂で焼き肉パーティーで大盛り上がり( ´∀｀ )
深い時間まで～お疲れさまでした。
辻川くん！ありがとうございました。




下仁田納豆　　南都